天才たけしの元気が出る日記

.□ 12/2 その後。 □.
午前3時半、静岡あたりで、車がザクザクと言い出した。
初めは路面が居眠り防止のために凹凸になっているのかと思った。
だんだん激しくなってくる。
路面が痛んでいるのか?
わりと開通したての新東名なのに。
そのうち車体が踊り、ハンドルが効かないほど揺れだした。
助手席の森さんが窓から顔を出して前後を確認する。
「たけし、バーストだ!タイヤがねえ!」
慌ててハザードを出し、ブレーキをかけながら左に寄せる。
ミラーで後ろを確認する。
後続車のヘッドライトは遠い。
トンネルに突入した。
トンネル内に逃げ場などあるのか?
あった。
左に避難場所が見えた。
ゆっくりと左に寄せて停車する。
命からがらだ。
車から降りて確認すると、左後方のダイヤが無い。
ホイールがむき出しで、申し訳程度にタイヤの残骸がこびりついている。
もう少し走っていたらホイールが路面を削り最悪ズルズル滑ったのではないか。
高速でパンクするとここまで何もなくなるものなのか。
トンネル内、ケータイの電波は届かない。
目の前に非常電話があるではないか。
ハイウェイパトロールみたいなのに連絡する間、たくおは着々とスペアタイヤへの交換に勤しんでいた。
車体をジャッキアップし、タイヤを付け替えている。
こんな技術を持っていたのか。
自分1人だったら無理だろう。
マニュアルを探して読みながらあーでもないこーでもないともたもたしてるうちに夜が明けそうだ。
タイヤは無事4輪揃った。
けどよくみて比べてみると、替えたタイヤは妙に細い。
頼りない。
max80キロと書いてある。
積んであったタイヤはあくまでも簡易的なタイヤ。
スピードは出してはいけないし、最長走行距離は100キロとなっている。
ナビによると家まで200キロ。
そこにハイウェイパトロールが到着した。
飛び散ったタイヤを回収してくれたそうだ。
この予備タイヤでどこまで行けるか聞いてみた。
いやーできるだけゆっくり、できれば早いうちにタイヤを交換してください。
けど現在は午前4時の静岡だ。
そう言われてもどうしょうもない。
次で高速を降りて、夜が明けるのを待って修理工場へ、なんてやってたら何時に家に帰れるんだろう。
とりあえずは次の静岡PAのスタンドで他のタイヤの空気圧もチェックして、ゆっくりMAX80キロで帰路に着いた。

午前9時、予定よりも3時間多くかかって自宅に到着。
無事に帰ってこれたことを喜ぼう。
これまで何度も東京大阪を車で往復してきただろうか。
そろそろこういう旅も終わりにしたほうが良いのだろうか。


.□ 12/2 大阪帰り。 □.
名古屋に引き続き、大阪に日帰りで行ってきた。
名古屋であんなにつらかったのだから、大阪は距離からして3分の5倍はつらいだろう。
いやいやここはわかりやすく正式に計算しよう。
名古屋まで344キロ。
大阪まで492キロ。
344分の492、4で割って、86分の123倍なツラさだ。
なんか余計にわかりにくいけど、名古屋と大阪って案外近いんだな。
なのにあんなに人間性が違うのはなぜだ?
どっちが良いとか悪いとかは言っていない。
言うとめんどくさいことになるからだ。
まあとにかく行ってきた。
気合いで行った。
もはや気合いを入れないと行ける距離でも、行ける歳でもない。
それがまさか、あんなことになろうとわ。


 

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