天才たけしの元気が出る日記

.□ 1/18 髪のセットなどにかける時間ほどもったいないものはない。 □.
髪の毛をセットするのが嫌いだ。
嫌いになったというのが正しいか。
それこそ中学高校時代は、毎朝長い時間かけて、整髪料を塗りたくり、ドライヤーでぶわぶわやっていた。
気に入ったようにならないと家を定時に出るのを諦め遅刻覚悟でずっとこねくり回していた。
最初はジェルだったと思う。
それからムースなるものが世に出てきて、そこから逆行しポマードを使った。
油でギトギトになった。
大学生になって東京へ通うようになって、なめられちゃいけないと相変わらず続けていた。
2年生になり、通学時間や終電が面倒になり学校の近く、大塚という町に下宿を借りた。
4畳半風呂なしトイレ共同という物件だ。
めぞん一刻の一刻館みたいなとこだ。
そこから通ううち服も着の身着のままになった。
洗濯が面倒だからだ。
頭に油を塗ることもやめた。
風呂が面倒だからだ。
だんだん髪が邪魔だと思うようになり坊主頭にした。
肌着と下着だけはさすがに替えたが、毎日同じアロハシャツを着た。
靴下が面倒になり素足に下駄にした。
たくおくんがたまに言うたけしの学生時代の印象とはその頃だ。
髪はしばらくすれば伸びたが、伸ばしっぱなしだ。
整髪料を買う金も時間ももったいないからセットしようとは思わない。
たまに油を塗ると頭がかゆくなるし、手もベトベトになるし、時間が経って髪型がくずれていないか気になってしょうがないし、電車で座って窓に頭を寄りかからせて窓に油がつくのが申し訳ないし、髪を保とうと妙に緊張して肩がこるし、ろくなことがなかったからやめた。
年に数回あるかないかの冠婚葬祭のときくらいはセットしたと思うけど。

そしてしばらくしてセットを避けられない状況が頻繁に発生することになる。
ライブだ。
人前に出て、人の気をひかなければならない職業柄、避けては通れなくなった。
けどもう何年も油付けをちゃんとしてこなかったから下手くそで決まらない。
ひょっとしたらもともと下手だったのかもしれない。
たくおくんなんかは上手だ。
手入れもちゃんとしているんだろう。
思えばいつも同じ長さだし、ふわっとしてるけど崩れることがない。
ヅラなんじゃないかと疑ってしまう。
まさかね。
手がベトベトなるのが更に困る。
ギターを汚しそうで嫌だ。
洗えばいいじゃないかと思うでしょう。
楽屋があっても洗面台が完備されているところなんて滅多にない。
東京のライブハウスではほとんどない。
トイレの水流すと上からじゃーっと出てくるあれがあればいい方だ。
しかしあれはどうか。
ちゃんと洗おうとすると「受け」が小さいから床を濡らしてしまう。
石鹸などないからベタベタはなかなか取れない。
冬場は冷たくて、手がかじかんでギターが上手く弾けない(気がする)。
専属のスタイリストが欲しい。
運転手よりもボーヤよりも音響照明さんよりも物販スタッフよりも、髪の毛やってくれる人が欲しいなあ。
それか帽子が似合う人になりたいなあ。
それか丸坊主にしたいなあ。
でもただのチンピラになっちゃうしなあ。

.□ 1/17 天才たけしの日記だ。 □.
今年はコツコツ書くかあ、と毎年年頭は思っているが、三日坊主とはよく言ったもので、またまた空いてしまった。
入間のおかみさんが知らぬうちにコピペなんぞをしていて、それを人づてに聞き、自分の日記を読み返して笑うというおかしな循環が起こっている。

世にネットという世界が出現し、まだダイヤルアップという接続方法しか無かったころから書き始めたこの日記。
そのうちブログというのが現れ、誰も彼もが日常を世にさらけ始め、SNS時代到来により、その勢いは加速し、今や日本人の一億人以上、世界でいうと50億人が日記というか日常のつぶやきをネットに綴り続けることになっている。
ちょっと大げさか。

そんななかかたくなにこのページを守り続けて来た訳であるが、それをFACEBOOKなるSNS界のトップコンテンツに貼付けるとは、裸のまま入間の湯から自宅まで歩いて帰らされる程恥ずかしい。
反面、もっと俺の鍛え抜かれた裸体を見てくれ、という妙な願望が芽生えるところが自分と言う人間のおかしなところだ。

この日記は僕の作品であり、その数は現在のところ1992回まで進んでいる。
この文章で1993だ。
しかし容量が限られているようで、一個書くと古いのが一個消えるというところてん方式になっている。
古いので残っているのは988個目の作品だ。
今日のを足すと、988は消えることになるのだろう。
悲しいが仕方ない。


 

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